地球(テラ)へ・・・/竹宮恵子

地球(テラ)へ… (1) (中公文庫―コミック版)

SFもの、未来の人類のお話。

地球は汚染され、人々は住めなくなった。
人々は太陽系に新天地を求め、移り住んで行った。
人々は人間が二度と同じ過ちを繰り返さないために、
コンピューターによって徹底的に管理された社会を作り出した。
その悩む必要のない世界の中に、
自らのありように疑問を持つ者が現れ、今までの人類には無い能力を持ち始めた。
彼らの名前はミュウ。
コンピューターに管理された社会は彼らを不穏分子として排除した。
だが、ミュウ達はそれだけでは消えなかった。
コンピューターに管理されることを疑問に思ったミュウ達は、
自分達を弾劾する管理社会と対決していくことになる・・・

みたいな感じのお話。
面白かった。現在の状況から考えたら、機械に管理される社会なんてありえない。と思えるだろう。
だけど、今にだって当たり前だと思っていて、なんの疑いを持たず、過ごしている部分がある。
その当たり前が本当に当たり前なのかどうか、それを問うような作品。

書いてから知ったけど、4月からアニメ化するらしい。楽しみ。