リア王/シェイクスピア

リア王 (岩波文庫)
別に演劇を志す訳でもないのにシェイクスピアの作品を読んだのは、ちょっと前に見た黒澤明の「乱」はシナリオにこの「リア王」を下敷きにしていると言うのと、俺が知っているシェイクスピアの作品「ロミオとジュリエット」・「マクベス」・「ハムレット
ヴェニスの商人」・「お気に召すまま」・「リア王」と言う貧弱な知識の中にもあったので、読んでみた。

流石,長い間読み継がれてきて、中でもシェイクスピアの最高傑作(本に書いてあった)と言うだけあって面白かった。
時々、感想のパターンが「面白かった」ばかりで自分の語彙力、表現力の無さを憂うこともあるけど。
この作品に対しては面白かった。そして、構成の巧みさに感嘆して、
名作・天才というものは得てしてこういうの一種の真理を描くものなのかと思ったりもした。

この作品は一流の悲劇であり、喜劇でもあると思った。