体は全部知っている/吉本ばなな

体は全部知っている
吉本ばなな(今はよしもとばなな)の短編集
普通の本ととしての及第点は十分とれるけど、吉本ばなな読むならこれ!
人に勧められる感じではない。
なぜなら、すでにばなな作品を何作か読んで、吉本ばななの世界を知っていなければ、理解に苦しむ部分が多い気がする。
短編一つ一つは、日常に潜んでいそうだけど、やっぱり、日常ではない非日常の世界が広がってる。
タイトルがなんだか深い。
自分が知らないことでも、体は全部知っている。むしろ、自分が知ってることだって、体が知ってること
なのかも知れない。