ハイペリオン/ダン・シモンズ

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
SF長編の傑作。最近まで知らなかったけど。
多分、今まで読んだ本の中でもトップクラスに長い。
ハードカバーの方で読んでるけど、文庫本だと1000ページ以上あるらしい。
その長さが大丈夫なら、面白く読めると思う。
ハイペリオンともうひとつハイペリオンの没落と言う作品があって、
それの二つをあわせてひとつの物語でできている。
ハイペリオンの没落は今読んでるとこ)
さらにそれにエンディミオンエンディミオンの覚醒がという
これまた二つの物語が続いていて、それで完結。
ちょっと調べてみたけど、全部で全部で5000ページぐらい。
最初は続けて一気に読んでしまおうかと思ったけど、ちょっと息切れ気味。
話の方は流石に数々の人を惹きつけている名作だけあって面白い。
amazonの冒頭のあらすじを引用するとこんな感じ

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。

話の中では、登場人物の7人のハイペリオンに行くことになった経緯が語られていて、
中篇(長さ的には長編かも)がいくつも織り込まれている形になっている。
ひとつの話というより、短編集みたいな感じで読める。
設定がごちゃごちゃしている割には、物語は破綻していないし、
これが傑作といわれる所以かなと思える。
だけど、やっぱ長えよ…