異邦人/アルベール・カミュ

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

 きょう、ママンが死んだ。
 で始めるカミュの代表作。カミュが描く不条理の哲学を色濃く描いている。
 主人公のムルソーは無気力な人間で仕事場と家の往復、日曜には空を眺めている。
積極的ではないが、決して何もしないわけではない姿に、現代人の姿を投影したのはきっと自分だけではないと思った。