スローターハウス5 / カート・ヴォネガット・ジュニア

ドレスデン爆撃を下敷きに展開していく小説。
人間は死ぬ。しかし、人間の死はある意味では一瞬の出来事に過ぎない。
そういうものだ。

情緒に訴えかける戦争小説はいくらでもある。
戦争は悲劇だ。
だけど、悲劇が戦争の本質ではない。
そういうものだ。